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学生時代のお話
 
   学生時代の話といっても、決してぼくの話ではなくて、もちろん、正之先生のお話。

 「東京に出て、音楽関係者とのコネを作るため」だけに大学に入学したという正之青年。実際に大して勉強もせず、バイトもほとんどせず、音楽活動と交友関係の拡張にその生活のほとんどを費やしたそうです。(いや、ぼくが言ってるんじゃなくて、正之先生がライヴで言ってたんですってば)
 実際に正之青年が通っていたのは、駒澤大学の…学科は忘れましたけど、政治とか経済とかで、少なくとも音楽に関係があるようなところではなかったはずです。でも大して勉強しなくても4年で卒業してるんだから立派ですよね。

 と、バイトもしていなかった正之青年。収入は基本的に仕送りだけなんですが、その仕送りも家賃が払える程度しかもらっていなかったらしいんです。ではいったいどうやって食べていたのか? もちろん、当時はまだ音楽のお仕事はしていませんから、印税なんて入って来るはずもありません。

 実は先生、麻雀で生計を立てていたんですって。
「そういえば学生の頃、麻雀で負けた覚えがほとんどない」
といっていました。とはいっても雀荘とかで不特定の相手と打ったんではなくて、基本的に知り合い同士で打っていての結果だそうですけど。
 …でも、色んな歌でうたわれている歌詞を見ると、同郷の「石原くん」のところに行ってハムライスをたかったご馳走になったり、先輩の残したみかんの皮でビタミンCを補ったりと、決して大勝してばかりではなかったみたいですけどね…。


 聞かれてないですけど、ぼくの学生時代はといえば…遊んでましたね。行った学科は心理学科。入ったサークルは心理学研究会。その割にどれだけ心理学を学んだんだか分かりませんが、よく仲間とお酒を飲んで、語り合って…色々な経験をしました。
 学生時代って、何か、決して勉強だけじゃなくて、色んな部分で自分が成長できた気がします。
 …麻雀は強くなりませんでしたけどね。ぼくは。

- 2002.06.30 -

 
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