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出会い・再会(初めての山本正之) |
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ぼくが山本正之とであったのは、もちろん子どもの頃見ていた、タイムボカンシリーズ。でも、その頃のことなんか綺麗さっぱり忘れて、ぼくは中学生になっていた・・・。 時は進んで○年前の東京都大田区。中学に入るときに買ってもらったCDラジカセを机上において。毎晩寝る前に聞いていた深夜ラジオ。その名も「伊集院光のOh!デカナイト」。毎晩、11時20分ころに流れされる曲は、パーソナリティであるところの伊集院光の独断で選ばれていた。 「この曲はぼくが去年の終わりくらいに、偶然見つけて、今はまりまくってる人の曲なんですが、山本正之さんという人の、『少年の夢は生きている』。今日はライヴ版の方、こっちの方がエピソードが追加されてたりするんで、ライヴ版の『少年の夢は生きている』を聞いてください。あの、一部歌の中に、ホント、差別とかそういうのとは全然関係ないんでしょうけど、LF(ニッポン放送)の規則で、放送できない歌誌が入ってるんで、そこだけ、ごめんなさい。ちょっとお聞き苦しいところがあるかもしれませんが、これ、今ぼくホントにはまってるんで・・・。えぇ。山本正之さんで、『少年の夢は生きている』・・・」 以上は、筆者の記憶のみに頼って再現した、伊集院の曲紹介だが、おおむね合っていると思って頂いて良いだろう。まがりなりにもタイムボカン世代のアニメファンであった筆者が、「山本正之」の名前を聞いたことがないわけがない。そしてラジオから流れてくる、今の筆者にとってはお馴染みとなったメロディー・・・。 中日ドラゴンズの江藤慎一が サインをしながら頭をなでて・・・
もう寝ようと思って、床の支度をしていた手が止まった。背筋から二の腕から腰骨から太ももまで、全身に寒気にも似た感覚が走る。
・・・そんなこんながあって、伊集院をきっかけにした再会は、今でもぼくの人生に大きく影響を与え、感動、笑い、安らぎ、などたくさんのものをぼくに与えてくれているのである。 ■2002年6月3日 再編集時追記 「○年前の東京都大田区」は、今から見ると10年か11年前。「子供のからファンでした」というのは(子供のころは「山本正之」の名前を知らないし)気が引けるので、ぼくのファン歴はこのあたりを起点に計算しています。まぁ子供のころだって、毎日「パッパッパパパパパパパパパパ…」とか歌いながら学校に通ってたんですけどね。(…今と変わらないではないか…。) その後、伊集院のトークの中に山本正之の話題は出てこないので、彼の中では一時のブームだったんでしょうけど、ぼくは今でも正之ファン。そして、伊集院ファンです。ほんの一瞬の偶然がその後の人生に関わって来てしまう。思春期に聴くラジオには、気をつけたほうが良いですよ。ホント…(笑) |
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