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ライヴレポート「theマサユキ前線」〜静岡〜
2002年5月12日 静岡県静岡市 毎日江崎ホール
 
   実は首都圏以外でやるライヴに参加するのは初めてだったりします。これも社会人になって、お金とかに余裕が出来たのと、一緒に行こうって言う仲間ができたことによるんですね。
 静岡といえば、徳川家康が幼少期を過ごした場所…といえば、歴史ものを全曲演奏?…なんて話も出ましたが、歴史ものの中から数曲と、あとは会場からのリクエストに応える形のライヴでした。
(先に長野編を書いてしまったので、実はそっちの方が詳細に書いてあったり…)

 以下、演奏曲目と、その日のちょっとしたエピソードなどです。
 曲目の下の「〜」で始まる行には、その曲の収録されているCDや、アニメ等で用いられた曲であればそのアニメのタイトルを書いてみました。ライヴ再現MD(笑)などを作成する時にご活用ください。

1:あぁ大和朝廷
 〜 CD未収録
 歴史ものを年代順に並べたときに最初に来るのはこの曲。恒例の「ひれふし」の儀式は健在。正之ライヴ初体験の同行者は、なんと思ったことやら…。逃げられなくて良かったです。

2:私のカレは隠れ切支丹
 〜 ライヴアルバム「あああがらがらどんどんどん」
 「ライヴじゃないと聞けないシリーズ」とでも申しましょうか。「がらがらどんどんどん」では”ぴー!”になってる部分を、色々なヴァージョンで何度も歌ってくれました。いや、まあ、色んな宗教団体の名前が入るだけなんですけどね…。

3:大嘘忠臣蔵
 〜 アルバム「鐘ノネ響キテ」
 一緒にいった松桐さんが、ずっと聞きたがっていた曲。うまく隙を突いてリクエストしてました。この歌はぼくも大好き。帰りの車の中で、つい合唱してしまいました。

4:日本政変・雪ノサムライ
 〜 Newアルバム「正しい未来」
 6月26日発売の「正しい未来」に収録されています。桜田門外の変と2.26事件。時を経て同じような場所で起こった2つのクーデターをうたった歌です。

5:戦国武将のららびゃー
 〜 「戦国武将のララバイ」(「山本正之'88」収録)のご当地言葉ヴァージョン
 信長、秀吉、家康の、出身地の方言で歌い上げる「戦国武将のララバイ」。歴史シリーズの中で、この歌には音の擬音(「シンシンシン シンシンシン トントントン」とか)がないとお思いかもしれませんが、この曲にもちゃんとあります。
 ダジャレと「ホントはなも…」の間に、「パーボー パーボー パーボー」という、ほら貝の音をイメージした擬音が入るんです。ではなぜ、CDには入っていないのか…。「パーボー」っていうのが、韓国語で「バカ」って意味だかららしいんですね。そんなんで収録に待ったがかかっちゃうんですね…。バカらしい。

6:飯田線のバラード
 〜 アニメ「究極超人あ〜る」
 ライヴの定番「飯田線」。前の方の席の方は電車すわりをしてましたが、ぼくのいた席よりは前の方でやっていたので、ぼくはちょっと斜めに座り変えただけ。あ。当然、女性の目の前でやってらっしゃいましたよ。正之先生。

7:燃えよドラゴンズ 2002
 〜 シングル「燃えよドラゴンズ 2002」(歌:水木一郎)
 今年も出ます。「燃えよドラゴンズ」。今年の歌唱は、なんと”アニキ”水木一郎。はじめは普通にレコーディングして、OKを出したんだそうですが、
「やはりアニキが歌うんだったら雄たけびを入れよう」
ってなわけで、雄たけびも入れることに。
 すると今度は、アニキが雄たけびにこだわり始めて、正之先生がOKを出しても、
「今の雄たけび、どうだったかなあ?もう少し伸ばした方が良かったかなあ?」
と、心配することしきりのアニキ。でも、そんなときは、
「大丈夫。俺は1000曲歌ったんだ」
と、自分で自分を勇気付けていたそうです。アニキ、心配することと納得のさせ方が、普通の歌手とは違いますね。
 歌は、ところどころに水木色を出しながらの歌唱。
「いいぞ頑張れドラゴンズ 燃えよドラゴンズ」
の部分は、会場のみんなで合唱&手拍子です。この瞬間はぼくも中日ファン(笑)

8:アニメがなんだ
 〜 シングル文庫「アニメがなんだ」
 前線恒例「アニメがなんだ」。「アニメソングは全てこの1曲でカバー」だそうです。
 アニメソングの時には手拍子。そうじゃない部分は手拍子なし。という、過酷なゲーム。
 「赤い仮面に燃え上がる 正義の心…」の「ヤッターキング」は、引っ掛けに引っ掛けを重ねて、ついにはフルコーラス…しかもそのあと、「ゼンダマン」を歌うところでも、間違えて「ヤッターキング」を大熱唱。「ヤッターキング」だらけの「アニメがなんだ」でした。

*:奈良公園のシカ
 〜 アルバム「才能の遺跡」
 客席で一曲。会場中で「ついていーこーぉー♪」と合唱しました。

*:冒険ランゲルハンス島
 〜 アルバム「COLORS」
 「奈良公園のシカ」ではすぐに終わってしまったので、もう一曲…ってな感じで、リクエスト待ちっぽかったので、
「ランゲルハンス!」
と、ぼくが声をあげさせてもらいました。いや、実は、ランゲルハンス島が聴きたかったというよりも、「Woooooo」って言いたかった!(笑)
 「三河安城の参加者の方々はおとなしくて、ランゲルハンスのWooooにも元気がなかった」という話が出ていて、  「静岡のみなさんは、大変ノリがいい!」と、4番までのフルコーラスヴァージョンを歌っていただきました。ありがとうございます。

9:まる木舟探検隊
 〜 アルバム「山本正之'88」
 ギターをうつぶせ(っていうのかなあ)にして膝に乗せて、コンガみたいに叩いて、
「ウーナマクンバ…」
 先生曰く、「マーチンが一番いい音がする」んだそうです。…マーチン、ギターですよね…。

10:CHICAGO
 〜 アルバム「山本正之'89」
 序盤から声のあがっていた「CHICAGO」をやっとこさ披露。
 …が、歌詞カードがない。ここで、どういうわけか「山本正之'89」(廉価版とそれ以前の発売版の2枚)を持参していた松桐さん(本レビュー二度目の登場)が、ブックレットを提供。
「ちっちゃくて読みにくいなー」
なんていいながらも、しっかり歌ってくださいました。
 ちなみに松桐さんは、このときにブックレットに、あとのサイン会でケースの内側にサインをいただいてました。くぅ。いいなあ。

11:ニューヨークラブマップ
 〜 アルバム「才能の遺跡」
 間奏の部分をみんなで合唱。「リトルイタリーで”好き”と囁けば」の「好き」の部分は、会場中の女性のみで合唱です。
「男は絶対にいうなよ。言ったらすぐわかるからな!!」
と、いつになく(笑)厳しい口調で会場に注意を促して、新儀式を敢行。何度かダメ出しをくらってましたが、最後にはみなさんの声がぴったりと合って、全然関係ないぼくまで、ちょっとドキっとしちゃいました。これ、大きい会場でもやりましょう(笑)

12:港ストリート
 〜 アルバム「桃の花」
 「桃の花」収録のショートヴァージョンではなく、ちゃんとしたロングヴァージョン。

13:LEXINGTON
 〜 アルバム「アノ世ノ果テ」
 「もう終わり?」と時間を気にしながらの最後の一曲でした。うーん。ちょっと短い。いつもはライヴ開演前にインストゥルメンタルがかかっているLEXINGTONですが、歌を入れればラストの一曲にもオープニングの一曲にもなりますね。


 会場の半分くらいの人は、ライヴ開始前にサインをもらってましたが、後ろ半分くらいは、ライヴ終了後にサイン会でした。
 ぼくが持っていったのは「鐘ノネ響キテ」。これ、ぼくが10年前に買った、初のNewアルバム。それ以前のアルバムは、ファンになったときにはすでに発売されていたんです。ファン10周年記念サインです。
 そういえば、色紙は用意してあって、サインしてもらうものを持っていけばそれにしてくれる、という形式化と思っていたんですが、そうでなくて、みんながみんなサインしてもらうものを持っていく形式だったんですね。だもんで、そういうものを用意していなかった人も何人か。ぼくと一緒にいった、人にもそういう人がいて、「まぁせっかくだから」ということで、会場で販売していたCDを購入して、そこにサインをもらっていました。なんて、そこで初めて正之CDを購入ですよ。…まぁきっかけなんて色々あるものですね。
 「正之ライヴは初めて」という人をふたりも連れて行ったんですが、ふたりとも満足していただけたようで、10年目のななしとしても一安心でした。これからも、そういう新しいファンの方が増えていったら嬉しいですね。

- 2002.06.09 -

 
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