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シリーズ連載
MASAと歩くニューヨーク2002ツアー 参加日記
ニューヨークこい物語
(2002年11月12日〜17日 東京・ニューヨーク)
ニューヨークこい物語No.19 ななしの一番短い日

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 この日記は、ななしが「MASAと歩くニューヨーク2002ツアー」に参加した際の出来事、想い出を、ななしの視点で記したものです。どちらかとういうとななしの備忘録といった色が強く、ニューヨークツアーの詳細を知りたいとか、山本正之に関するより深い情報が知りたい、という方にはあまり適当でないものかもしれませんが、ご了承ください。
 なお日記は、当日ないしその翌日にメモ帳に手書きしたものをタイピングしなおしたもの…だったんですが、ここらへんになってくると、とうとうメモが途切れました!かなり記憶の糸をたどって書いてます。1年以上前の記憶になってしましたので、後々情報が訂正されることもありますので、ご注意ください。また、間違い等は指摘していただけると幸いです。


2002年11月16日(NewYork)
 「一番長い日」を経験してしまったからには、「一番短い日」を経験せずには帰国できない。許されることならもう少しいたかったが、今日がその一番短い日だ。
 気分的な問題ではなくて、本当に短い。日付変更線を超えて未来へ飛ぶのだ。昼の12時にJFK空港を経った飛行機は、翌日の昼の2時か3時に成田に着く。日本とNYの時差は14時間。ぼくの11月16日と17日は、あわせても35時間にしかならない。

 3日前にJFK空港からマンハッタンまで運んでくれた運転手さん…とは違う運転手さんだったが、同じ会社の方がホテルの脇まで迎えに来ていた。他のツアーの方も同乗して、JFK空港に向かう。NYツアーももう終わりだ。
 空港ではお土産を物色してみたものの、特に惹かれるものはなかった。星条旗をバックに、自由の女神がプリントされた箱に入ったチョコレートなんて、わざわざ買って帰るものだろうか(と、その時は思っていたが、今思えば、これ以上なくアメリカ帰りを会社の人とかに主張できるんだから、考えようによっては悪くない)。雑誌や小説(文庫本みたいなノリなんだろう)をぱらぱらとめくってみる。当然英語。機内の暇つぶしにするには、英和辞書が必要だ。
 WWEの「RAW Magagine」が売っている。いわゆるプロレス雑誌ではなく、団体自体が出している情報誌。アメリカでは一般流通してるんだなあ、と思うと、日本のプロレス団体とのスケールの違いを感じずにはいられない。

 NY最後の食事、とばかりに、他の参加者のみなさんやコンダクターの阿部さんも一緒に、スターバックスに入った。発着する飛行機を見ながら、コーヒーと、パンか何かを買った覚えがある(帰国した後に気付いたんだが、ぼくはNYに行っておいて、一度もベーグルを食べていない。わざわざ食べるものでもないかもしれないが、スタバは普通にベーグルを食べるチャンスだったと思う)。以前催されたMasaと歩くNYツアーのときは、まだ日本にスターバックスが入ってきたばかりの頃で、参加者の方が感動を覚えながらスタバに立ち寄っていたと、聞いたことを思い出す。いまやスターバックスは珍しくも何ともないコーヒーショップになってしまった。
 この後、搭乗口に行って飛行機に乗り、NYを後にするのだが、「NYを後にするんだ」という感慨は、自動車でマンハッタンから離れていくときにすでに感じきってしまった。飛行機に乗る段になっては、それほどの感慨も覚えなかった。

 飛行機の中。最初の頃こそ、参加者の方とお話したりしていたが、十数時間のほとんどを寝て過ごした。「少し寝ます」くらいの気分で目を閉じたら、ほぼそのまま最後まで。何だかんだで時差ボケも疲れもあったんだろう。
 おかげで、ななしの一番短い日は、体感的にも随分と短い日になってしまった。


 もう一年半も前のこと。さすがに時間を空けすぎました。記憶が飛び飛びです。次はこういうことがないようにしたいなあ(次?)

- 2004.05.17 -

 
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