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ザ・サスクハナの変遷
 
 

 ザ・サスクハナというのは、正之先生のライヴで楽曲を演奏している人たちのことで、2002年7月13日現在のメンバーは、山本正之藤原いくろうあきづきかおるの3名です。
 以前は”正之ライヴの際に演奏をする人”というだけで、特にバンド名はありませんでしたが、いつの頃からか「ザ・サスクハナ」という名前がつきました。

 ギターとボーカルを担当する正之先生、キーボードを担当するいくちゃん(藤原いくろう)、シンセサイザーのあきづきさん。このうち、正之先生といくちゃんは、サスクハナ誕生のときからのメンバーですが、シンセサイザーの人は、今までに何度かのメンバーチェンジをしています。傾向としては、その時々に正之先生のアルバムで編曲を手がけている人が、シンセサイザーを演奏しているように感じます。

 ぼくの知るかぎりの初代シンセ担当は、ライヴ盤「あああがらがらどんどんどん」でもシンセサイザーを演奏している、亀山哲彦氏。「亀」とか「亀ちゃん」とか呼ばれていました。
 ただ、この頃にはまだ、「ザ・サスクハナ」という名前はなかったかもしれません。
 亀山哲彦について補足しておくと、彼は現在ハイロウズでヴォーカルを務める甲本ヒロトが、ザ・ブルーハーツ結成以前に在籍していた、ザ・コーツのメンバーだった人です。コーツではベースを担当していたそうです。(亀ちゃん、ならびにザ・コーツのことは、近いうちにこのコーナーで解説する予定です。)

 ミスの多い(と正之先生やいくちゃんに言われていた)亀ちゃんに代わってシンセサイザーを奏でたのは、岸村正実氏。「岸やん」と呼ばれていました。
 アルバム「アノ世ノ果テ」「マサユキ天国」などで編曲を手がけていましたが、「もっと自分の音楽をやりたい」と、正之先生の元を去っていかれました。正之先生は、編曲などを依頼したあとも自分のイメージと異なる部分に関しては、意見を述べて直してもらうことをするんだそうです。その部分で岸村さんと意見が合わず、「自分の音楽を…」という台詞につながったそうです(ライヴにて正之先生談)。
 当時、「これが良く聞く、”音楽性の違い”というやつだな」と、変に感心した覚えがあります。

 亀ちゃんから岸やんに交代する間くらいに、東河精也(はるかわせいや)さんがシンセサイザーをやったことがあったような気がしているんですが、あまり定かでありません。どなたか、覚えてらっしゃいませんか?

 岸やんの脱退後、シンセサイザーには亀ちゃんが復帰します。演奏はともかく(演奏について語れるほど、ぼくは耳が肥えてません)、曲の間のMCでは、以前と変わらないトークを聞かせてくれて、
「やっぱりサスクハナは、この3人だな」
と、思っていましたが、冒頭で述べたとおり2002年7月、あきづきさんへのメンバーチェンジが発表されました。初登場のライヴでは、
「いっぱいいっぱいです」
を連発していたあきづきさんですが、早く正之先生の楽曲になじんで、トークでも持ち味を発揮してほしいと思います。

 ところで、このあきづきさん、まだ「亀ちゃん」「岸やん」のようなニックネームがついていません。「あきちゃん」…では、「少年の夢は生きている」に登場する正之先生の幼馴染さんと同じになってしまいます。「かおるちゃん」とかでは女性みたいですね。
 ニックネームで呼ばれることは、ある意味では親密度のバロメータ。次回くらいからはニックネームがついていたりしないですかねえ?


 正之ライヴの歴代シンセサイザー奏者を挙げてきましたが、この方たちが、いつのライヴで入れ替わったのか、全く覚えていません。ネットで軽く検索をかけてみたんですが、確かな情報は得られませんでした。
 このページをご覧になった方の中に、そこらへんの所を覚えてらっしゃる方がいらっしゃいましたら、情報をいただけませんでしょうか? 東河精也さんについても教えていただければ幸いです。

- 2002.09.08 -

 
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