この日記は、ななしが「MASAと歩くニューヨーク2002ツアー」に参加した際の出来事、想い出を、ななしの視点で記したものです。どちらかとういうと自分のための記録といった色が強く、ニューヨークツアーの詳細を知りたいとか、山本正之に関するより深い情報が知りたい、という方にはあまり適当でないものかもしれませんが、ご了承ください。
なお日記は、当日ないしその翌日にメモ帳に手書きしたものをタイピングしなおしたものです。先を読むと情報が訂正されることもありますので、ご注意ください。
特にここらへんの日記は、出発前日の話なので、本当に正之先生に関係ありません…。
まだ2002年11月12日(Tokyo)
…ない。着ていこうと思った黒の毛のスラックスがない。家中どこにもない。フォーマルな服装を求められるレストランに入ることも考えて、一着くらいスラックスが欲しかったのだが、充てにしていたものがない。時間もあまりない。仕方がない。大して高いものでもないし、買いに出かけよう。
服を買いに新宿へ。ついた時間はもう夕方。ここまで出たついでにデジカメのメモリーを買う。64MBしか持っていなかったのを思い出したからだ。多くて損はないと、128MBのものを購入。一応普通のカメラ用のフィルムも購入した。
服を探すも、イメージしていたものがなかなか見つからない。しかし、あまり遅くなっても裾を直してもらえないかもしれない。実際に一軒、試着して丈まで測っておいて、裾直しが今日中には無理だといわれてあきらめている。
結局、自宅で行方不明になったスラックスを買ったのと同じ店で、同じスラックスを買うことにした。初め接客してくれた店員に今日中に裾上げができるか尋ねたら、もうこの時間(18時少し前)では無理だという。一度あきらめかけたが、商品を棚に戻しに行く途中で目が合った売場主任みたいな男性店員に同じことを尋ねると、「厳しいですねぇ…」といいながらも電話で何やら確認してくれた。結果はOK。世の中、何でも言ってみるもんだ。
仕上がりが19時20分だと言われたので、それまで時間を潰そうと、新宿に勤めている友人に電話。事情を話して1時間くらい遊べないかと聞くと、仕事終わりが19時半頃になるという。どうしようかと思ったが、7時半ならまだ新宿にいる。しばし考えて、せっかくだから逢うことにした。新宿の行きつけの飲み屋で、女将さんにNY行きを自慢しよう。一杯だけ飲んで帰れば問題ない。
友人お仕事終わりとスラックスの裾あげを待つ間に、紀伊国屋書店でガイドブックを物色。数あるNYのガイドブックの中でひとつだけ、WWEカフェ「ワールド」(アメリカのプロレス団体WWEの経営するレストランでグッズショップを併設している)が載っていた本を購入。載っていたといっても、1/4ページくらいなのだが…。
さらに隣にあった丸井で服を買ってしまった。前に見てちょっと気になっていた長袖のTシャツ。旅行前から散財。まぁ買ってしまったものはしょうがない。「他にも他にも…」という店員の勧めを拒否して、1着で済ませる。えらい。
午後7時30分。「無理を言ってすいませんでした」といって、丈直しの終わったスラックスを受け取り、飲み屋で友人と合流。店員さんにNY行きを自慢し、ビールを飲む。…うまい!もう一杯。まだ時間はそんなに経っていない。友人との話のきりも悪い。
「二日酔いで飛行機はつらいよー。私、経験者。」
という店員さんの冗談に一緒に笑う。友達との話が盛り上がる。この店は本当に居心地がいい。
…植木等の歌を思い出した。
「ちょっと一杯のつもりで飲んで…」
いつの間にやらはしご酒とは行かなかったものの、ビールだけではあきたらず、日本酒まで頼む始末。12時頃帰宅。ダメ人間の見本みたいなことをしてしまった…。
それから荷づめ。すぐに終わるだろうと思ったら、予想外に時間がかかり、結局朝の5時前にやっとつめ終わる(実はこっそり、1時間くらいうとうとした)。家を出るのは6時半頃。今から寝るわけには行かない。とりあえずシャワーを浴びて、朝食(最近のぼくの朝食はニンジンとリンゴをジューサーですりおろした、野菜ジュース)を摂る。朝刊を読んでいるうちに出発の時間になった。
徹夜明けだが、まぁNYとの時差に対応するには良いかもしれない。
いよいよ、NYに向けて出発だ!
まったくぼくってやつは、ホントにどうかしてる。とはいえ飲んでる途中からは、家に帰って準備して(この時点では準備は1時間もあれば終わると思っていた)、4時間くらいは寝られるな、とか思っていたのだが。まぁ結果オーライだったからよしとしよう。
- 2002.11.12 -
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