この日記は、ななしが「MASAと歩くニューヨーク2002ツアー」に参加した際の出来事、想い出を、ななしの視点で記したものです。どちらかとういうとななしの備忘録といった色が強く、ニューヨークツアーの詳細を知りたいとか、山本正之に関するより深い情報が知りたい、という方にはあまり適当でないものかもしれませんが、ご了承ください。
なお日記は、当日ないしその翌日にメモ帳に手書きしたものをタイピングしなおしたものです。先を読むと情報が訂正されることもありますので、ご注意ください。
やっと2002年11月13日(NewYork)
Finaly, NANASHI Came back to NewYork!
いや、もちろんNYに来たのは初めてだが、NYに降り立ったら最初に言おうと決めていた。アメリカのプロレスラー、ザ・ロックが、各興行地に行くたびに、地名の部分をその土地の名前に変えて、
「Finaly, The ROCK Came back to ××!」(ついに、ロック様が××へ帰って来た!)
というマイクパフォーマンスをする、その真似だ。
NYのJFK空港はハッキリ言ってぼろい。空港からホテルのあるマンハッタン島へ行く道もでこぼこしている(運転手さんいわく、NYは計画都市で、電線も電話線も水道管も、全部道路に埋まってる…のは良いんだけど、工事のたびに道路を掘り返さないといけないから、道がでこぼこなんだそうだ)。世界一の大都会NYは、今、紅葉真っ盛りだ。…なんともイメージが違う。
工事の傷跡を残した道を進む中、一人の人が気分を悪くして、ちょっと停車して外の空気を吸うことに。運転手さんは「道が悪いんであって、自分の運転が悪いわけじゃない」といっていたが、急発進の多い運転は、ぼくも気分が悪くなることがあって、嫌いだ。
気持ちが悪くなった人に使っていただこうと、近くにあったガソリンスタンドに付帯しているコンビニ風の店で、ミネラルウォーターを買う。値段は1ドル24セント。日本で替えて来た真新しい1ドル札を2枚放って(本当は揃えて出すのを失敗しただけ)、ヒゲの店員お釣りをもらう。NYに来て初めてのお買い物は、気分が悪くなった人に飲んでもらう、ミネラルウォーターだ。買ったものを持って車に戻ると、気分が悪くなったという人は、ご自分のミネラルウォーターを飲んでらした。
訂正しよう。ぼくのNY初の買い物は、自分が飲むためのミネラルウォーターだ。
更に大きな道路を走り、マンハッタン島へ。クィーンズ・ボロウ・ブリッジのを渡りながら見たマンハッタン島の姿に軽い感動を覚える。今まで走ってきたハイウェイや大きな幹線道路では、当然ながら歩行者の姿はほとんど見かけられなかったが、マンハッタン島に入ると、すぐ近くに歩行者が見えるようになる。外人外人外人…たまに日本人っぽい人もいるが、もう外人ばかりだ。いや違う。ここではぼくらが外人だった。もちろんNewYorkerたちは、ちっともそんなこと思っちゃいないんだろうが。
でも走る車は外車外車…いや。ホンダやトヨタや日産の車がわんさか走っている。左ハンドルになってはいるが、ホンダやトヨタや日産のマークだ。
この街にはトレーラーが多い。空港からマンハッタン島までの途中ほどではないが、マンハッタンにもトレーラーがよく走っている。そして日産車もトレーラーも、走っている車がなんだかみんな格好いい。もちろん大して格好よくない車もあるけれど、日本よりも格好いい車がいっぱいある気がする。
クライスラーのビルがある街だからだろうか。ぼくの大好きなクライスラーPTクルーザーもよく走っている。PTクルーザーを見かけると、最初は喜んで目で追っていたが、途中から「あ。またいるな」程度になってしまった。とはいっても、PTクルーザーの中でも特に好きな、赤い車体のPTクルーザーが、NY名物イエローキャブ(NYのタクシーはみんな黄色い)と並走している姿は、めちゃくちゃ格好よかった。
長い道のりを経て、やっとホテルにチェックイン。一度部屋にいって荷物を置いて、ロビーに集合。タイムズスクウェアに程近い、ホテルシェラトンNY。ぼくらの泊まった40階の部屋からは、隣のオフィスや、その向こうのタイムズスクウェアのネオンがよく見えた。もっとも、タイムズスクウェアのホントのホントの真ん中は、ここからはちょっと見えづらい。あくまで端っこが見えただけだ。
ロビーに集合してしばらく待っていると、来た来た。スニーカーにジーンズ。ジャンパーを羽織ってリュックを片肩にしょって歩いてくる。ついに、NYの街で正之先生と感動のご対面だ。参加者ひとりひとりにハグで挨拶。
「ようこそニューヨークへ!」
やっとNYに着きました…。
- 2002.11.26 -
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