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シリーズ連載
MASAと歩くニューヨーク2002ツアー 参加日記
ニューヨークこい物語
(2002年11月12日〜17日 東京・ニューヨーク)
ニューヨークこい物語No.12 「ななしと博物館のホネ」

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 この日記は、ななしが「MASAと歩くニューヨーク2002ツアー」に参加した際の出来事、想い出を、ななしの視点で記したものです。どちらかとういうとななしの備忘録といった色が強く、ニューヨークツアーの詳細を知りたいとか、山本正之に関するより深い情報が知りたい、という方にはあまり適当でないものかもしれませんが、ご了承ください。
 なお日記は、当日ないしその翌日にメモ帳に手書きしたものをタイピングしなおしたもの…だったんですが、ここらへんになってくるとメモがおざなりで、かなり記憶の糸をたどって書いてます。半年以上前の記憶になってしましたので、後々情報が訂正されることもありますので、ご注意ください。また、間違い等は指摘していただけると幸いです。


2002年11月15日(NewYork)
 昨日は変に早起きしてしまったが、今日はばっちり。目覚ましがなるまで寝ていた。時差に順応しているのか?
 10時半にロビーに集合して、正之先生の待つニューヨーク自然史博物館へ向かう。
 …途中で遅刻確定。やはり大人数での移動は、どうしても時間がかかってしまう。理由はいくつかあるが、その一つが地下鉄の券売機。NYの地下鉄は乗車券(切符ではない)の自販機の数が少ない。日本の駅みたいに5個も10個も並んでいない。小さな改札では1つしかないところも多い。さらに、乗車券を買うまでの操作が多い。タッチパネル式の自販機なのだが、まず画面右上の「Start」というボタンをタッチ。まず、何語で案内を表示するかを選択(イングリッシュとスパニッシュと中文とイタリーだった気がする)。通常の乗車券なのか何度でも乗れるメトロカードなのかを選択。何かもう一個選択。で、やっとどのチケットを買うのかが選択できる。4ドルの1日乗車券を選択。すると今度は支払方法を現金、クレジットカード、ATM/デビットカードから選択。指定した方法で料金を支払うと、やっとカードが出てきて、最後に領収書が必要かどうか選択しなくてはならない。これを10人が順番に行ってくんだから、そりゃあ時間もかかるってものだ。

 最寄駅で下車して、せめて少しでも早くと、駆け足で自然史博物館の入り口へ向かう。ここでもやっぱり荷物チェックがあって、そのチェックを受けていると、中の方から、ぼくらを見つけた正之先生が歩いてきた。
「走ってこなくても良かったのにー」
と、笑顔で言ってくださった。せめてもの誠意が通じたみたいだ。
 エントランス(ルーズベルト記念ホールっていうらしい)には見上げるほど大きな恐竜の骨(珍しくぼくの撮った写真があったので…)。これが「博物館のホネ」で歌われている「恐竜のホネ」。確かにでかいホネだ。見上げるばかり。そのホネの前で
「恐竜のホネはでかいホネー…」
と、短編「博物館のホネ」を歌うのを聴いて、自由行動…の前に自由行動後の集合時間等を打ち合わせ。ダコタハウスへの行き方(「この道をあっちへまっすぐ」)も教えてもらった。
 そうしていると、博物館のガイドらしき人がやってきてひとこと。
「Who is a leader?」
それを聞いた正之先生と、コンダクターの阿部さん。
「He」「こちら」
と互いに相手を指し合う姿には、つい笑ってしまった。
「阿部さん、誰がリーダーかって聞かれて、ぼくを指さないでくださいよ」
と笑いながらおっしゃってたが、確かに「リーダー」って言われたら正之先生を指差したくなるよなあ。「コンダクター」って言われたら自分だって言ったでしょうけど。
で、そのガイドさんがやってきた理由は、博物館のパンフレット。「パンフレットいりますか?」って、人数分持ってきてくれたようだ。…が、持ってきたパンフレットは中文版。やっぱり白人には中国人と日本人の区別はつかないようだ。


 とはいえ、ぼくらにもフランス人とイギリス人の区別はつきませんからね。NYには中国系の人は多くいるから、確率の高い方を持ってきただけかもしれません。

- 2003.07.13 -

 
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